傾斜地に建つ家とその外構施工
~斜面も敷地の一部として活かす、安心と美観を両立した工夫~
広大な自然を見渡せる高台に建てられたこちらの住まい
敷地には大きな傾斜が含まれており造成後の外構計画には慎重な検討が求められました
斜面部分も大切な敷地の一部
今回はその斜面全体に防草シートを丁寧に施工することで、雑草対策と同時に雨による土の流出を抑える工夫を施しました
見た目にも整った仕上がりで管理の手間も軽減されます
また、斜面下部にはしっかりとした擁壁がすでに施工されており安心感のある構造
住宅を建てる際にもこの擁壁と斜面の安定性を確認した上で、外構工事を進めました
このような傾斜地での外構施工では、以下のような点に注意が必要です…
・排水計画と雨水処理の確保
傾斜を活かしつつ、水が溜まらない、流れすぎない工夫が必須です
・土の流出防止
防草シートや法面保護の対策は見た目と機能性の両立がポイント
・管理のしやすさ
傾斜面は手入れがしづらいため、メンテナンスを最小限に抑える素材選びや設計が重要
・安全対策
擁壁やフェンス、滑落防止の設備など暮らしの安全性を最優先に計画する必要があります
このような立地は、「眺望の良さ」や「プライベート感のある住まいづくり」といった大きなメリットもあります
その土地に合わせた設計・施工で、安心して暮らせる外構を実現しました
↑斜面 Before
↑斜面 After
斜面への防草シート施工について
~見えないところにも、しっかりとした工夫を~
今回のような傾斜のある土地では、草が生えやすい上に、雨で土が流れてしまう心配もあります
そこで、斜面には防草シートを敷いてしっかりと固定することで、草が生えるのを防ぎ、土の流出も抑える対策を行いました
斜面に防草シートを敷くときには、シートがずれたり風でめくれたりしないように、ピンを多めに打ち込んだり重ね合わせをしっかり取ったりと通常よりも丁寧な施工が必要です
また、雨が降ったときに水がたまりにくくなるように、水の流れも考えて設計しています
シートの素材も、耐久性の高いものを選んでいますので長く安心してお使いいただけます
このような対策をすることで草取りなどの管理の手間が減るだけでなく、見た目にもスッキリとした状態を保てるのがポイントです
↑斜面側 庭 Before
↑斜面側 庭 After
高台の眺望を最大限に活かした、心地よい外構デザイン
~見晴らしと使いやすさ、どちらも妥協しないプラン~
今回の外構は、高台に建てられた住まいというロケーションを活かし広がる景色を楽しめる開放的な設計を心がけました
ポイントは、木調フェンスで囲われたやさしい雰囲気のテラス空間
フェンスは視線を遮りすぎない高さと抜け感を意識し、眺望とプライバシーを両立しました
足元には、芝生のグリーンと美しいグレー系のヘキサタイルを組み合わせて、シンプルながらもリズムのある床デザインに
カラーの濃淡がアクセントとなり空間に立体感を生み出しています
一角には家庭菜園スペースも設け野菜づくりも楽しめる工夫を
防草シートで手入れのしやすさにも配慮しています
高台ならではの風景を取り込みながら「暮らしを楽しむ外構」をかたちにしました
ちょこっと菜園があると暮らしがちょっと豊かに
お庭の一角に、少しだけでも家庭菜園スペースがあると、毎日の暮らしにちょっとした楽しみが加わります
「今日はレタスが食べごろかな?」「子どもと一緒に収穫してみよう」――
そんな会話が自然に生まれるのも、こうした小さな菜園ならではの魅力です
また、土の面積が少なくてもしっかりと育てられるように、防草シートや砂利でまわりをしっかり整備しているので草取りの手間も少なく気軽に始められるのもポイント
毎日の暮らしの中に“育てる楽しみ”を取り入れる、そんなちょこっと菜園スペース、これからの外構におすすめです!!
小さな想いから生まれた、やさしいフェンス
「高台のこの家から見える景色を、大切にしたい」
「でも、家族やペットが安心して過ごせる空間にもしたい」
そんなお気持ちを察し、このフェンスのデザインが生まれました
目の前に広がる景色をじゃましないように板の隙間には“抜け感”を
それでいて、外からの視線にはほどよい“安心感”を
そして、空間にあたたかみを添えるために選んだのが木のやさしい質感でした
板の並べ方も、ただの一直線ではなく編み込むようにリズムをつけて
ちょっとした遊び心が、外構全体の印象をやわらかく、親しみやすいものにしてくれます
風がすり抜け、光が揺れ、季節の景色が映えるこの場所に、
「眺めと暮らしをつなぐフェンス」としてそっと寄り添ってくれる、そんな存在を目指しました
↑物置スペース Before
イナバ物置/ FS-2215S
見た目も機能もスマートに「頼れる収納」
高台の暮らしに「頼れる相棒」
今回設置したのは、イナバ物置/FS-2215S
スタイリッシュなツートンカラーで景観に調和しつつも存在感のあるデザインが特徴です
室内は奥行・高さともに十分で、園芸道具や防災用品、アウトドアグッズなどの保管に最適
スライド扉式なので開閉もスムーズで狭小地でも出し入れがしやすいのがポイントです
物置下を土間コンクリート施工で、もっと快適・安心に
楓林庭では、新築外構をご依頼いただいたお客様に、物置下の土間コンクリートをサービス施工しております
これにより、
・湿気や泥はねを防げて、物置内部が清潔に保てる
・設置後の沈み込みや傾きの心配が少ない
・風雨や揺れに対する安定性がアップ
など、長く安心して使える環境を整えることができます
見た目だけでなく、使いやすさと耐久性にもこだわったワンランク上の外構プランをご提案しています
↑デッキスペース Before
↑ウッドデッキ/LIXILデッキDS
↑デッキスペース After
TOYO/ニュートペイブヘキサー
タイルテラスには、TOYO/ニュートペイブ ヘキサーを使用
六角形のタイルをランダムに組み合わせた個性的で洗練されたデザインが印象的です
このタイルは、色味の組み合わせ次第でナチュラルにもモダンにも演出できるため、「かわいさ」と「おしゃれさ」の絶妙なバランスを楽しめるのが魅力
それでいて他と被らないデザインだからこそ「取り入れるにはちょっと勇気がいる」と感じる方も多いかもしれません
でも、だからこそ完成した時の満足度は格別
お庭の中にひときわ目を引くゾーンが生まれ空間の主役になってくれます
↑駐車場側 Before
↑駐車場側 After
YKK AP エフルージュ FIRST 57-60H
スタイリッシュで直線的なデザイン
無駄のないフラットな屋根形状がおしゃれな住宅と好相性黒のフレームと透明感のある屋根材の組み合わせで、圧迫感がなく空間が広く見える
窓越しに映える、緑のアクセント
玄関横の小さなスペースに設けた植栽コーナー
建物の陰になりがちな場所でも、窓外に立つシンボルツリーが心地よい潤いと奥行きを演出します
根元には茶系の栗石を敷き詰めてナチュラルな中に上質さをプラス
外壁やモノトーンのカーポートとのコントラストも美しく、住まいの第一印象を上げてくれるワンポイントガーデンとなっています
高台の住まいに、機能性と自然のやさしさを
—カーポートから庭まで、暮らしに寄り添う外構設計—
高台に建つこちらのお住まいは、見晴らしの良さを活かしながら機能性と景観の調和を意識した外構デザインでまとめています
玄関まわりには、YKK AP「エフルージュ FIRST 57-60H」のカーポートを設置
シャープで無駄のないシルエットが建物の外観と調和し、モダンで引き締まったファサードをつくり出しています
屋根パネルはクリアマットで光をやわらげながら明るさは確保し雨の日の出入りも快適に
アプローチは土間コンクリートと洗い出し仕上げを組み合わせ、シンプルな中にも質感のあるデザインに仕上げました
また、玄関横の窓外にはシンボルツリーと茶系の栗石をあしらった植栽スペースを設け緑と自然石のコントラストがやさしい表情を添えています
窓越しからも楽しめる植栽が、暮らしに潤いを与えるワンシーンとなっています
さらに、建物の奥には開放的なお庭空間を配置
人工芝と六角形のヘキサタイルを交互に敷き詰め、整然としながらもリズム感のある歩き心地のよいガーデンデザインに
遠くの山並みまで望める高台の立地を活かし、お庭にいながら眺望も楽しめる心地よい空間を演出しました
また、お庭の一角には家庭菜園スペースを確保
限られたスペースでもしっかり土づくりができるよう土留めを施し、暮らしの中で「育てる楽しさ」を感じられる実用的なエリアに仕上げています
全体として、建物の魅力を引き立てながらも、住まい手の暮らしに寄り添う外構を目指しました
“ただいま”と“おかえり”が心地よく交差する、そんな外空間が完成です
当社では、多治見・土岐・瑞浪エリアを中心にお客様の要望に寄り添ったご提案、 エクステリアに関するご相談を無料で承っていますのでお気軽にご相談ください お電話でのお問い合わせ 0572-23-2058(9時-17時) 現場に出ていることが多く、お電話にすぐ出られないことがあります。
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