ガビオン
金属のメッシュかごに自然石を詰め込んでつくる構造物のことを指します
ヨーロッパでは護岸や土留めとして古くから利用されてきましたが、
近年は日本でも外構や庭づくりに取り入れられナチュラルで重厚感のあるデザインとして人気が高まっています
自然石の不揃いな形や色合いが織りなす表情はコンクリートや金属だけでは出せない独特の温かみを住まいにプラス
さらに耐久性や透水性にも優れているため、見た目だけでなく機能面でも優れた素材です
どんな家との相性もよく、植栽や照明と組み合わせることで昼と夜で異なる魅力を楽しめるのも大きなポイント
外構の「顔」として存在感を放ちながら、時間とともに暮らしに馴染んでいきます
メリット
-
自然素材を使うため 無機質にならず、植栽とも相性が良い
-
透水性があるので 水圧・風圧に強い
-
直線的なデザインの住宅にも、和モダンやナチュラル系の住宅にも馴染みやすい
-
メンテナンスがほとんど不要
デメリット
-
施工時に石を手積みするため、手間がかかる
-
使用する石の種類やサイズで コストに幅が出やすい
施工の流れ
1. 基礎工事 – 安定した土台づくり
ガビオンは石を大量に積み込むため重量があります
そのため、まずはコンクリート基礎やブロックでしっかりと土台を作り耐久性と安定性を確保します
ここでの精度が、後の仕上がりや安全性に大きく関わる重要な工程です
2. メッシュフレームの設置 – 枠組みが見えてくる
次に、金属製のメッシュフレームを設置していきます
この状態ではまだ“かご”のような見た目ですがここに石を詰め込むことで一気に存在感のある壁へと変化します
施工中の姿を見ると、「どんな仕上がりになるのだろう」と完成が待ち遠しくなる瞬間です
3. 石を詰め込む作業 – 職人の丁寧な手仕事
いよいよ自然石を一つひとつ丁寧に積み込んでいきます
見た目の美しさを意識しながら、強度が保たれるように石の大きさや向きを調整し、隙間なく配置していく作業は職人の経験と感覚が活きるポイントです
石が少しずつ詰まっていくことで、無機質だったフレームが少しずつ重厚感のある姿へと変わっていきます
4. 完成 – 住まいを引き立てる存在感
すべての石が収まり、しっかりと固定されたガビオンウォールは、迫力と安定感にあふれています
コンクリートや塗り壁だけでは出せない自然石の豊かな表情が、住宅全体をより上質に演出
グレー調の外壁とも相性がよく、無機質な印象にならずに自然の温かみをプラスしてくれます
ガビオンをもっと身近に楽しむ方法
ガビオンは自然石を大量に使うためどうしてもコストが高めになりがちです
しかし実は、石を詰め込む作業はDIYでも挑戦可能
基礎工事やメッシュフレームの設置といった専門的な部分はプロに任せつつ、仕上げの石詰めをお客様自身で行うことで施工費用を抑えることができます
石を一つひとつ手で積んでいく作業は大変ですが、完成したときの達成感や「自分の手で仕上げた」という実感はひとしお
住まいに対する愛着がより深まり、毎日目にするたびに誇らしい気持ちになれるはずです
また、石の表情や積み方を工夫することで、世界に一つだけのオリジナルガビオンが完成します
「コストダウン」と「愛着」を同時に得られるのはDIYならではの魅力です
こんな方におすすめ
-
施工費用を少しでも抑えたい方
-
家づくりに自分も関わりたい方
-
DIYが好きで、完成後に達成感を味わいたい方
ガビオンは石の色選びで表情が変わる
ガビオンの大きな魅力のひとつは、石の種類や色を変えるだけで雰囲気が大きく変わることです
たとえば、
-
グレー系の石を使えば → 落ち着いたモダンで都会的な印象になり外壁がグレーやブラックの住宅と相性抜群です
-
茶系の石を使えば → 温かみがありナチュラルな雰囲気となり木目の外壁や植栽と組み合わせると柔らかさが際立ちます
-
白っぽい石を使えば → 明るく爽やかなイメージにそしてシンプルで清潔感のある外観に調和します
-
色幅の大きい石を使えば → 無造作な自然の風合いを強調し、ダイナミックでワイルドな印象に
このように、同じガビオンでも「どんな石を選ぶか」で住宅の雰囲気はガラリと変わります
デザイン性だけでなく、住まいの個性を引き出すアクセントとして大きな役割を果たしてくれるのです
まとめ
ガビオンは単なる「石を詰めた壁」ではなく、石の色・大きさ・積み方によって無限の表情を楽しめる外構アイテムです
「スタイリッシュにまとめたい」「自然な温かみを演出したい」など、希望の暮らし方に合わせて石を選ぶことで、唯一無二のガビオンウォールが完成します
当社では、多治見・土岐・瑞浪エリアを中心にお客様の要望に寄り添ったご提案、
エクステリアに関するご相談を無料で承っていますのでお気軽にご相談ください お電話でのお問い合わせ 0572-23-2058(9時-17時) 現場に出ていることが多く、お電話にすぐ出られないことがあります。
ご不便をおかけしますが、LINEやお問い合わせフォームからのご連絡も大歓迎です◎ メールまたはLINEでのお問い合わせはこちら